43歳になる私の愛機CB750Fと同じ時代に登場したヤマハSR400がいよいよ製造終了。最終モデルに乗って改めて考える!
もうバイク好きな方々はずっと新車を見続けて来た方も多く珍しいバイクではありませんが翌々考えてみると私が「ノンレストア」だと自慢をさせて頂いている43歳になる愛機のCB750Fと同じ頃に登場をしたバイクだと言えば凄い事ですね。
ずっと前にSR500SP(スペシャル)という500ccのキャストホイールのモデルに乗っていた事があった私がファイナルエディションに乗って色々と考えてみました。
先ず一番の特徴はキックスタートなのですがこれはもう好みの問題で評価をする事では無いでしょう。
SRにセルモーターが付いたと言った場合に爆発的に売れたとは思えませんので「あえてビックボアのエンジンを自分で掛ける」ことが楽しみな方はそれが喜びでありファッショナブルにも見えると思いますし、エンストやガス欠やトラブル等の時に焦って何度も踏んでいるシーンが嫌な方はデメリットなのです。
私はこのキックススタートがSRの生産がいつまでも行われた理由の一つだと思っています。
更に眺めて見ると綺麗に曲げられたマフラーのパイプの部分や金属のメッキパーツや最近では滅多に無いバフ掛けがされたエンジンパーツが金属らしくて美しい!
フェンダーも綺麗にメッキのされた金属製のもので二人乗りの為のグラブバーやウインカー類もメッキであり眺めていて美しければ磨いていても楽しいと思います。
そして軽い車体に一番貢献しているのが空冷の単車らしい単気筒のエンジン。
最新モデルは環境問題の影響もありEFI(電子制御燃料噴射)にキャブレターから変わっておりますが掛かりも燃費も良くなっております。
それでもキックスタートのデメリットがある事は覚えておいて下さい。
かなり掛かり易くなったエンジンを始動し軽く走ってみました!
やはり軽い!これはカッコ良くキックスタートを決めて走り始める女性の方にもメリットであり特別なブレーキが付いていたりする訳ではありませんが不安は感じません。
軽快な走りは昔のままで、形はそのままでも剛性感がタップリと変わったトライアンフボンネビルの様ではありません。
しかしこの軽さが全てをカバーしてくれており私が今現在になりCB750Fのフレームの剛性感やブレーキに不満を持つ様な事は無いと思います。
ただEFI(電子制御燃料噴射)となった為かエンジンのレスポンスはかなりマイルドになった感じが致しました。
その代わりにエンジンの掛かりの良さや燃費の向上があるのですから時代の流れのメリットだと考えましょう。
マフラーの形状やエキパイの美しい部分にセンサーが付いたりキャブレターが無くなったりする等の悲しい部分もヤマハの方々が努力をされた結果だと思いますしこのファイナルエディションで製造を止めてしまう事を決めた原因の一つだと思います。
それにしても40年以上も殆ど変わることなく当時のバイクのスタンダードなまま販売がされて来たSRは名車である事は間違い無いと思います。
もし今新車でCB750Fが購入できると思うと本当に羨ましいと個人的には思えてしまいますが。