38年前のロールスロイス・シルバーシャドウに車造りの大切さを見た!!

ino

2015年04月18日 07:18

高山の同業者さんから修理と販売の依頼を受けた1977年製のロールスロイス・シルバーシャドウ!

ご紹介を頂いたのは日本がバイクブームの時に最高峰の500ccクラスでチャンピオンであったあの「ウォルターウルフ」カラーで有名な「水谷 勝」大先輩!

もう十年近くずっと動いていなかったと言うこの車はパーツが感単に手に入り難くどの様に修理をして行こうか本当に初めは悩んでしまいましたが色々な仲間の協力もあり無事に走れる様になりました!

「ただの高級車」と初めは思っておりましたがエンジンルームの一つ一つのパーツまでとても凝っておりV8エンジンの排気量は何と6800ccもあり滑らかに2トンを超える車体を走らせます。

最近ではこの排気量を言っただけで「拒絶反応!」を示す方も多いと思いますが古き良き時代もあったのです!

内装も本物の高級な木をタップリと使ったインパネにぶ厚い本皮のシート、各部品は今の時代の車達に見習わせたいほどメッキや加工に手が込んでいます!

シフトレバーも驚きの小さな物でほんの少しの力だけの操作を行うだけで何とオートマチックのミッション本体はモーターが操作をしてくれます!

これが最近の技術では無く40年近く前の技術であった事でも色々な方々が驚きを感じる事でしょう!

乗り心地は今では考えられない船の様な感じで普段は硬めのサスペンションの車が好きな私にはちょっこっとふわふわ過ぎて苦手ではありますがまあそれはそれで有りなのかもしれませんね。

とにかくパワーウインドスイッチや色々な物を動かす細かいスイッチ類の仕上げ等にもタップリとしたコストを感じ「妥協」が全くされていない車造りに感激を致しました!

初めの写真でも解る「妖精」の様な女性が羽を広げて飛び立とうとしているエンブレムを見ているだけで「おお!ロールスロイスじゃないか!」と解る方も多いと思いますが細かな部分までタップリと拘られた車だと解る方は少ないと思いますが当時としては夢の様な技術がタップリと色々な部分に使われており、当時では夢の様な車であったと思われます。

2トンを超える車重がそれを証明してると思います。

何処かでこの車を見る事ができる方はオーナーさんの許可が取れれば中をのぞいて見て下さい。

私や一緒に見れた車好きな仲間もひゃーひゃーと騒いでしまった理由が解って頂けると思いますよ!!

コストに拘らずにとことん妥協をしない車造り・・・・・今後はあり得ないでしょうね。


当社のご紹介(取材記事)→ http://ino.hamazo.tv/e7307726.html


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